温度測定<期間 2月8日〜28日>
断熱性能による「実際の効果」を室温で調べました
2010年2月期で最も寒かった3日間を抽出
  2月8日(月) 2月14日(日) 2月19日(金)
 測 定 地 前 夜
朝7時 前 夜
朝7時 前 夜
朝7時
 @ O 邸(外断熱)
  (茨城県つくば市篠崎)
24.5
(0.0)
17.5
(-6.0)
22.0
(0.5)
19.5
(-3.0)
23.5
(0.5)
17.0
(-4.0)
 A K 邸(ダブル断熱)
  (栃木県下都賀郡野木町) 
23.0
(2.0)
14.5
(-5.5)
23.5
(-1.0)
12.0
(-2.5)
20.5
(-0.5)
12.5
(-4.5)
 B O 邸(内断熱)
  (茨城県古河市山田)
27.0
(3.0)
13.5
(-5.5)
22.5
(0.0)
13.0
(-2.5)
27.5
(0.5)
13.5
(-3.5)
 C M 邸(内断熱ウール系)
  (茨城県古河市上片田)
20.5
(3.0)
8.0
(-5.0)
20.5
(-1.0)
8.5
(-3.0)
19.5
(-0.5)
6.5
(-3.5)
 D T 邸(アイシネン)
  (埼玉県川口市東本郷)
13.5
(3.5)
11.0
(-4.0)
19.0
(-1.5)
9.5
(-1.5)
20.0
(0.0)
10.0
(-1.5)
 E M 邸(内断熱ウール系)
  (埼玉県草加市青柳)
17.5
(8.0)
13.5
(0.5)
19.0
(2.0)
11.0
(0.5)
20.5
(3.0)
11.5
(0.0)

@外断熱:間柱の外側をボード系断熱材ですっぽり包んでいます。(2x4工法)
Aダブル断熱:外壁の室内側(アイシネン)と屋外側に断熱材を張っています。(2x4工法)
B内断熱:外壁の室内側に断熱材を張っています。(2x4工法)
C内断熱:グラスウールを使った築16年(在来工法)
Dアイシネンを使った築3年(2x4工法)
E内断熱:グラスウールを使った築5年(在来工法)

<表の見方>
(1)「前夜」とは、おおむね夜9時ごろ。最も高い温度を明示。家庭により暖房を切る時間が異なるため。
(2)「朝7時」では、このあたりで最も低い温度を明示。
(3)下段の( )の数字は外気温。

測定期間 2月8日〜28日
測定センサーの設置箇所(2か所)
                リビングと戸外
目的:前夜の暖かさが、翌朝まで
           どのくらい保たれているか
<感想>
(1)新しい断熱方法を取り入れた新しい住宅は零下の朝でも10度以上を保っていました。
(2)反対に、グラスウールをはめ込んだ古い住宅(築16年)では10度以下でした。
(3)新しい断熱方法を取り入れた築15年ほどの古い住宅を測定できるといいのですが。
(4)断熱性が高いのは、断熱システムの効果なのか、住宅が新しいからなのか、即断は難しい。
(5)ただ、新しい断熱システムを取り入れた新築住宅は十分快適であることは、上記3軒の方々が異口同音に話していました。


測定地@ O 邸 (茨城県つくば市篠崎) 外断熱 2x4工法


測定地A K 邸 (栃木県下都賀郡野木町) ダブル断熱 2x4工法

測定地B O 邸 (茨城県古河市山田) 内断熱 2x4工法

測定地C M 邸 (茨城県古河市上片田) 内断熱ウール系 在来工法 築16年

測定地D T 邸 (埼玉県川口市東本郷) アイシネン 2x4工法 築3年

測定地E M 邸 (埼玉県草加市青柳) 内断熱ウール系 在来工法 築5年